2015.12.29
日記
レコードプレーヤーのお話し
こんにちは。修理のHです。
今日はレコードプレーヤーのお話です。
最近、特にレコードプレーヤーの入荷台数が多くて大忙しで検査をしていますが、いろいろな症状の商品があります。
よくあるのは、『片側音が出ない』 『ターンテーブルが回らない』といった症状です。
『音が出ない』
という症状の場合、ヘッドシェルとアームの接触部が汚れて接触が悪くなっている事が多いです。
そんな時は、先ずヘッドシェル側の接触する部分をクリーニングします。
それで取り付けてみてまだ直らない場合には、アーム側をクリーニングします。
ただ、残念ながらクリーニングをしにくいアーム側の汚れの方が原因の事が多いです。
それでもヘッドシェル側もクリーニングしてみるのは、
振り返ってみると、どちらの不良が支配的かという事を感覚的に確認しているんでしょうね、きっと。
ヘッドシェル側だけで直ったとしても、最終的にはどちらもクリーニングするので・・・・。
「音がちゃんと出る様になったら入札して下さるお客様に喜んで頂けるかなあ。」とか、
「今は音が出ているけれどお客様のところで音が出なくなったらどうしよう。」
と、期待と不安が入り混じったなんとも複雑な気持ちで、検査とクリーニングをしています。