2021.06.09
修理
【修理事例】ステレオパワーアンプ Technics SE-A5
【修理事例】ステレオパワーアンプ Technics SE-A5
Y様より修理のご依頼を頂き、無事に修理完了致しました。
- 品名
- ステレオパワーアンプ
- メーカー
- Technics
- 型番
- SE-A5
- 不具合症状
- ノイズの原因がアンプかパワーアンプにあるようです。
【診断内容】
- vLch のマイナス側の波形が出ない。これがノイズの原因と推測されます。
- SPEAKERS スイッチのラチェットが効かない。
- ボリュームにガリ音があります。
- スピーカーのREMOTE Rch -端子が破損しています。
- 小出力で波形が不安定になる。
- 上記修理後のエージング(40分経過後)で Lch のひずみを検出しました。
- 測定
【原因】
- 診断時の部品不良ではなく、A Class 段トランジスターの半田クラックでした。
- 汚れによる固着。
- ボリュームの接触不良。
- REMOTE Rch -端子の破損。
- 出力リレーの接触不良。
- A Class のトランジスター(2SC2632)の不良。
- –
【処置内容】
- 当該部の半田修正にて対応しました。
- 当該部のクリーニングにて対応しました。
- ボリュームの接点復活処理にて対応しました。
- スピーカー端子ブロックのカスタム代替交換にて対応しました。
- 当該リレーの端子みがきにて対応しました。
- 当該トランジスターの交換にて対応しました。
- ・出力/周波数特性:OK ・オフセット:0V ・歪率(+N) L:0.0015%/R:0.0018%
ご依頼の不具合について、上記の通り診断・修理を行い完了致しました。
想い入れのある機材の故障でお困りの方、まずはお気軽にご相談ください。